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私の丹後波乗り事情 その壱 「創生期」 My Tango surfing circumstance Part 1 「Creation period」

この地で波乗りをし始めてから42年の月日が流れてしまった。

えええ~~もう42年?  嘘みたい(笑)

 

「がしゃぁ~できゃあ~魚釣ってきたぁやぁ~」(とても大きな魚を釣ってきたね)と、車にサーフボード積んでいると言われたことがあった。

 

「こらぁ~!こんなとこで何しとるでやぁ~!この海はよぉ~け人がしんどるとこだでぇ~!あぶにゃぁ~で!」(こら!こんな場所で何をしているの!この海ではたくさんの人が命を落としているところですよ!危険ですよ!)と、地元のお婆さんに怒られた。

 

 「波乗りに来るもんが、畑のスイカをぬすんどるわやぁ~!波乗りするもんらぁは、ほんまわりぃ~奴が多いわやぁ~」(波乗りに来る人が、畑のスイカを盗んでいるぞ!波乗りする人たちは本当に悪い人が多いな)と、近所の町会議員のおじさんに注意を受けた。

 

「ゴミはそこらに捨てるし、夜中にうるしゃぁ~音楽鳴らして車の中で男も女も雑魚寝して、おみゃぁらぁ~は何しとるだぁ~~!怪しいど!」(ゴミをどこでも捨てるし、夜中にうるさい音楽をかけて車の中で男も女も一緒に寝て、あなたたちはいったい何をしているのだ!とても怪しいな!)と、多くの街の人から非難を受けた。

 

 貪りつくように読んだサーフィン雑誌。遥々大阪まで観に行ったサーフィン映画。独りで各地へ出向いたサーフトリップ。仕事もそっちのけ、サーフィンサーフィンの毎日だった。丹後半島西から東へ走り回り、その日のベストウエーブを探しまくったあの頃。

 

 親父の車を勝手にバニングしステッカーを貼りまくった。ハワイで見た迷彩の車に刺激され、帰国後すぐ軽トラックを迷彩色に塗りつぶした。たまたま波が良くない日「日本海なんてこんな波だな」と馬鹿にされ、よそから来たサーファーの一言に熱くなりビーチで取っ組み合いのケンカもしたな。そりゃ悪く言われてもしかたがないか(笑)。

 

 バンドも組んだ。サーフィンミュージックだ。サマータイムレディーだ!イェ~イ!!

調子に乗りすぎて本物の兄さんたちにこっぴどくやられたこともありました。

 

 でも今、よくよく考えると音楽とサーフィンが私の人生の方向性を確実に位置づけたことは間違いないだろう。

 

 笑い話のような現実があった40年前。頭の中にはいつもハワイやカリフォルニアやオーストラリアの風が吹いていたんだ。

とてもカッコよかったんだよ。


灯台グーフィーポイント(丹後・八丁浜)


ファッションが!音楽が!サーフィンが!そのスタイルが!


そして、このTANGOに暮らし続けている。丹後でサーフィン?信じられないように言われていたが、今や立派にこの地で育まれてきた。

 苦節40年(笑)。「海」は、私にとっての生命線だね。丹後にとっても生命線だと思う。

 この命の源を守ることが大切なんだよね♪

守山 倫明
京丹後市・網野町出身
丹後のサーフシーンを確立させた第一人者であり、独自のサーフスタイルと海への敬愛する姿に皆「マスター」との愛称で呼んでいる。自身も守源旅館の3代目であり、マスターの創作する料理はどれもとんでもなく美味しく、全国に多くのファンを持つ。また旅館の中でサーフショップも営み、丹後に来る多くのサーファーをケアし続けている。

INFORMATION

名称
ソルジャーブルーサーフショップ
Name
Soldirblue surfshop
住所
京都府京丹後市網野町網野656(守源旅館内)
Address
kyoto,kyotango,amino656
URL
http://www.soldierblue.net
Url
http://www.soldierblue.net
名称 Name
ソルジャーブルーサーフショップ Soldirblue surfshop
住所 Address
京都府京丹後市網野町網野656(守源旅館内) kyoto,kyotango,amino656
URL Url
http://www.soldierblue.net http://www.soldierblue.net