昨日まで降った雪も止み、冬型の気圧配置が緩んだつかの間の日本海の晴れた青空が清々しい天気となりました。
撮影最終日は弊社(クスカ株式会社)に集合。撮影クルーが9時に到着し、第一声が本日も朝の波チェックをしてから来たとの事。流石です。
本日はTHE TANGOの3つのカテゴリー「海」「ラグジュアリー」「食」のラグジュアリー(伝統)の撮影です。まずは地場産業丹後ちりめんの製造販売を行う株式会社ワタマサさんの撮影に。こちらはとても立派な設備で力織機が並び、クオリティーの高い丹後ちりめんの製造・販売をされている老舗の織物屋さん。早速撮影クルーもカメラをセッティングし動画と写真撮影を。こちらの注文は整然と並ぶ織り機と織のリズムを表現して下さいと事前の打ち合わせでお願いを。それを踏まえて手際よく撮影を行っていただきました。
力織機が並ぶ株式会社ワタマサ
リズミカルなジャカードシステムを撮影
こちらの撮影は約1時間程度で終わり次は最終撮影場所の弊社KUSKAの工房に。
KUSKAの工房撮影
こちらは手織りの機械と職人の手仕事を表現してくださいとお願いしました。手機と職人の動きをリズミカルにカメラに納めているその横で、湯川プロもとても興味をもち職人さんの動きに観入ってました。
職人さんのリズミカルな動きが特徴
最終のKUSKAの撮影が終わり時刻は午前11時。撮影クルーは午後3時半には大阪空港に着きたいという事でしたが、湯川プロが「こんなに海以外の素材のクオリティーが良いのならサーフシーンも良い映像を残さないとダメですね。」と、そして「朝波チェックした感じだと多分波が落ち着いてきそうだったんで、ちょっと海まで行っていいですか?」と。こちらは時間はないのはわかっていましたが、もちろん断ることはなく、急いで撮影クルーと海まで直行することに。着くなりすぐに湯川プロはウエットスーツに着替え、撮影クルーも急いでカメラを用意し撮影に。
丹後・琴引浜
正味30分くらいしか撮影時間がない中、こちらはかなり焦っていましたが(苦笑
ビーチには、昨日まで降った雪がまだ残ってます。
波のコンディションは風が落ち着きてきて良い波に。
数本波に乗りライディングをしましたが、映像に残る1本とまではいかず、刻一刻と時間が過ぎる中、沖から良さそうなセット(波に乗れそうなうねり)が来ており、すかさず湯川プロはその波にテイクオフ、スピードをあげ波に乗り最後はエアーリバース(波に乗ったスピードを活かし、波のトップで横向きに飛んで回転する事)を決めました!
そう、これがTHE TANGO PVの最後に出てくるエアーです。PVを見てわかったのですがエアーのあとビーチに戻る湯川プロは満足そうな表情がとても印象的でした。
そして、撮影クルーは急いで大阪まで帰って行きました。
その日の夜、無事に東京までつきましたと小野さんからメールがあり、怒涛の4日間の撮影が無事終わりました。
こんな撮影秘話を踏まえ、ぜひTHE TANGOのPVを見ていただければ嬉しいです!
次は夏バージョンの撮影ですね!
KUSKAの工房で撮影クルーと一緒に