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ブルー!ブルー!ブルー! 丹後ブルー blue! blue! blue! Tango Blue

エメラルドの翠とラピスラズリの碧が水平線まで伸びていく。

太陽の光は波間をたゆたう金色の網になって、砕ける波はクリスタルより眩しい。

丹後に夏がやってきた!

こんにちは、PARANOMADデザイナーの原田美帆です。

凪の日には砂粒も見えるほど透明度が高い海。海外のリゾート?沖縄?いいえ、ここは丹後。冬の鉛色をした日本海からは想像できない、夏空をまるごと映しこんだ「丹後ブルー」にようこそ!

「スタンドアップパドルボード(SUP)」に乗り込み、海の冒険に出かけましょう。ナビゲーターは峰山町でアウトドアショップ「遊星舎」を営む西木真央さん。SUPは海上をお散歩感覚です〜っと進むことができる近年話題のアクティビティ。泳げなくても運動が苦手でも、ゆったりとしたペースで楽しめます。

「ここの深さは5メートルくらいかな」。

太陽の光が届く海底は明るく、浜辺の人がどんどん小さくなっていきます。砂浜にボードを浮かせてから数分、パドル操作にも慣れて向かったのはアーチ状の岩場。地元民の真央さんもSUPに乗るまで見つけられなかったという洞門に滑り込むと、刺すような太陽の光と岩場の影のコントラストが瞬き、周囲の音も小さくなって異空間に迷い込んだよう。


先頭を進む遊星舎代表 西木真央さん

再び太陽のもとに出ると、暑さと共に安心感がやってきました。立ったり、座ったり、ワザと着水したり。思い思いに楽しみながらもう一つの岩場へと進みます。


深く静かな海を横切って移動します

切り立った岩場のすぐそばを通り抜け自然の生み出す造形の面白さを間近に感じられるのは、SUPならではの海とのコミュニケーション。二つ目の洞門をくぐると、今日一番の透明度スポットが現れました。水中眼鏡やシュノーケリングを装着して素潜りタイムの始まりです。丹後ブルーの下には小さな魚やウニ、ネオンブルーに発色する海藻?いろんな生きものが隠れていました。SUPに腰掛けて水分補給も忘れずに。波のリズム、太陽の反射、風の音。全身で海を感じた後は、近場の温泉へ。

露天風呂で吹き抜ける風を浴びながら丹後ブルーを眺める。夏のちいさな贅沢です。そしてお腹を満たしに向かったのは「レストこのしろ」。岸壁に立つ食堂には丹後ブルーの絶景が広がっています。気だるくなった体にお味噌汁が染み入って、あぁたまらない…ちいさな贅沢第二弾です。

優しい笑顔の店主に送り出された後は、大海原を走り抜ける国道178号線をドライブ。丹後半島沿岸部はユネスコ世界ジオパークにも認定されたダイナミックな景観が広がっていることをご存知でしょうか?柱状節理の巨大な立岩、海に浮かぶ切り立った屏風岩、棚田と海が一体になった景色など、地球の息吹を感じられるパワースポットが次々と現れます。どこから眺める丹後ブルーも、太古の昔から変わらぬ雄大な風景。


屏風岩を望んで

かつて大陸からの玄関口であった丹後には豪族や有力者も多く5000を超える古墳があると言われ、とあるガラスの出土品は海の色を写し取ったような碧をたたえています。その碧の原料は古代エジプトの宝飾品でも使われていたもので、シルクロードを通じて丹後に届きました。「丹後ブルー」は遥か遠くの異国から貴重な碧を入手できるほど栄えた、この地を象徴する特別な色でもあるのです。


海の向こうからやってきた「丹後ブルー」

「本気の丹後ブルーはこれから現れる」。

どこを切り取っても美しい海のことを話していたら、生粋の丹後人が教えてくれました。朝、家を出たときに感じる気温に湿度、天気、そして独特の匂いが夏のピークに向かって高まっていく。それがある地点に達したとき、完璧な丹後ブルーが姿を現すのだと。

 

いよいよ深みを増して、古代のガラスのように私たちを魅了する丹後ブルー。

ようこそ、碧の王国へ!

原田 美帆
与謝野町在住
インテリアコーディネーター・現代アートスタジオスタッフとして活躍し、2015年からは丹後・与謝野町に移住と共にデザインスタジオ「PARANOMAD(パラノマド)」を設立。織物は彫刻という独自の視点でカーテンを始めとしたテキスタイルを制作。また、マニアックな所まで的確にレポートするライターとしても活躍中。そんな彼女の美と食の記事は今後とても楽しみであります。
PARANOMAD

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名称
遊星舎
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useisha
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